診療内容 一般内科・循環器内科

当クリニックは、「内科」「循環器内科」の、ふたつの診療科目を標榜しております。風邪や腹痛といった’common disease’(よくある病気)はもちろん、地域内の総合内科としていろいろな病気に対応してゆきます。

なかでも、院長は「循環器専門医」の資格をもっており、高血圧や心臓弁膜症、狭心症・心筋梗塞、大血管・末梢血管疾患といった心臓血管疾患については、とくに専門的な知識・経験をもって診察にあたってゆきたいと思います。

〇当院での医療DX推進体制整備・医療情報のオンライン取得について
当院では医療DXを推進して質の高い医療を提供できるように体制を整備しております。また、マイナンバーカードの健康保険証利用に関して、一定の実績を有しております。マイナ保険証・オンライン資格確認システム等により取得した医療情報(薬剤情報・特定健診情報など)を診察室で閲覧・活用できる体制を整えているほか、電子処方箋発行・電子カルテ情報共有サービスなどの医療DXにかかる取り組みを今後進めていく予定としております。

・DX・・デジタルトランスフォーメーションの略。デジタル技術を活用して医療の質や効率を根本的に変革すること。

〇生活習慣病の治療について
高血圧症・脂質異常症・糖尿病の方に対する治療につきましては、血圧値や目標体重などを記した「療養計画書」を作成し、それに基づく治療を行っております。病状が安定している・患者さんがしっかりと治療に取り組めていると医師が判断した場合には、28日以上の日数を処方する「長期処方」を行っております(場合によりリフィル処方箋の発行を行う場合もあります)。

〇明細書について
当院は療養担当規則に則り明細書(診療内容を記載)を無料で交付する体制を整えております。明細書の発行をご希望されない患者さんは、会計の際にお申し出ください。なお、領収書もかねておりますが、領収書としての再発行はできませんので、医療費控除の申請などに必要なかたは大切に保管してください。

〇一般名での処方について
後発医薬品があるお薬については、商品名ではなく一般名処方(有効成分の名称で処方すること)を基本として行なっております。これにより、特定の医薬品の供給が不足した場合であっても患者さんに必要な医薬品が提供しやすくなりますので、状況に応じて投与する薬剤を変更する可能性があります。
なお、一般名処方の処方箋から先発医薬品への変更をご希望された場合には、薬剤費の一部が「剪定療養費」の対象となり自己負担となることがあります(次項)。

〇選定療養費について
令和6年10月より、後発医薬品(ジェネリック医薬品)が存在するお薬を先発品でご希望される場合は、その差額プラス消費税ぶんを患者様がご負担する制度が始まっております。差額は調剤薬局でお支払いすることになりますので、当院での会計に影響はありません。ただし、後発医薬品だと副作用がでるなど、医学的に先発品の使用が必要な場合にはこの限りではありません。

〇夜間・早朝の診察について
当院の標榜診察時間以外での診察には時間外加算や休日加算がプラスされます。それ以外に、平日18時以降・土曜日昼0時以降に受付されたかたにつきましては、標榜時間内でも「夜間・早朝加算」が発生します(3割負担のかたで150円・1割だと50円の自己負担)。これは、夜や土曜日といった職員の確保が難しい時間に診療を行っているという体制に対する、国から認められた加算ですので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。

いろいろな検査 〜とくに心臓血管を〜

当クリニックは、いわゆる「町医者」なので、一般的な検査(血液検査・検尿・レントゲン・心電図・呼吸機能検査・腹部エコー・甲状腺エコーなど)が中心となり、大病院のような大掛かりな検査はできません。

が、循環器専門医として・・

心エコー(心臓超音波)

 心臓の大きさ・形態や、心機能の測定、弁の機能をみてゆきます。

頸動脈エコー

 血管の内膜やプラークを評価することで、動脈硬化の程度を評価できます。

ホルター心電図(24時間心電図)

 不整脈を24時間監視することで、動悸や胸痛の原因を調べます。

については、町医者レベルを超えた検査精度にこだわり続けたいと思います。

平成24年10月に、プロトロンビン時間をその場でチェックできる器械を導入しました。心房細動や人工弁移植術後の患者さんで、ワーファリンという薬を服用している方は定期的に薬の効き方(プロトリンビン時間)をチェックしないといけないのですが、今までは検査結果が分かるまで丸一日要していました。ですが、その場で検査結果がわかる器械があれば、ワーファリンの強さが直ちに評価でき、薬の量をすぐに調整できます。ワーファリン服用中の患者様にとって利便性があがるのは間違いなしです。